(趣旨)

第1条　この訓令は、職員の心の健康問題により病気休暇中又は病気休職中の職員の円滑な職場復帰及び再発防止が図られるよう支援することを目的として、職場復帰支援制度について、必要な事項を定めるものとする。

(対象者)

第2条　この制度の対象となる職員は、心の健康問題により引き続いて1月以上病気休暇中又は病気休職中の職員(以下「休職者等」という。)とする。

(支援チーム)

第3条　市長は、休職者等の職場復帰及び再発防止を支援する措置を講ずるため、休職者等及びその休職者等の所属する課等(以下「所属課等」という。)を支援するチーム(以下「支援チーム」という。)を組織する。

(支援チームの業務等)

第4条　支援チームは、休職者等及び所属課等を支援するため、次の措置を講ずるものとする。

(支援制度)

第5条　この支援は次の4段階において実施するものとする。

(病気休暇及び病気休職中の支援)

第6条　所属長は、心の健康問題による病気休暇を取得する職員又は病気休職の承認を受ける職員に対して安心して療養できるよう配慮するとともに、休職中の事務手続き、職場復帰支援の手順等十分な情報提供を行うものとする。

(職場復帰準備期の支援)

第7条　休職者等は、職場復帰の意思がある場合は、所属長に対して、主治医の職場復帰意見書(様式第4号)を提出するものとする。

(試し出勤)

第8条　試し出勤は、職場復帰が可能と考えられる程度に回復し、試し出勤を希望する休職者等が、元の職場などに一定期間継続して試験的に出勤することとし、試し出勤実施要綱(平成23年三好市訓令第3号)に基づき実施する。

(職場復帰時の支援)

第9条　病気休暇中の職員が職場復帰する場合は、所属長が職場復帰支援プラン及び試し出勤の実施結果等を参考に支援チームと協議の上、職場復帰の決定を行い、その結果を当該職員に対して通知する。

(職場復帰後の支援)

第10条　所属長は、休職者等の職場復帰後1月間の勤務等の状況について復帰後経過報告書(様式第6号)により、市長に報告する。

(プライバシーの保護)

第11条　職場復帰支援において取り扱われる健康情報等は、職員のプライバシー保護のため適正に取り扱わなければならない。

(その他)

第12条　この訓令で定めるもののほか、職場復帰に必要な事項は別に定める。